位相変調(PM)
被変調波形は、搬送波波形と変調波形から構成されます。PMはFMとよく似ていますが、PMの場合は、被変調波形の位相が、変調波形の瞬時電圧によって変化します。
位相変調の基本については、「チュートリアル - 変調」を参照してください。
位相変調を選択するには
- 一度にオンにできる変調モードは1つだけです。 PMをオンにすると、前回の変調モードがオフになります。
- PMをオンにすると、掃引およびバーストがオフになります。
- フロント・パネル:
この波形は、現在の搬送波と変調波形の設定を使用して出力されます。
- 何回も波形を変更することを避けるために、他の変調パラメータを設定した後で変調をオンにします。
- SCPI: [SOURce[1|2]:]PM:STATe {ON|1|OFF|0}
搬送波波形形状
- PM搬送波形状: 正弦波(デフォルト)、方形波、ランプ、三角波、パルス、PRBS、または任意波形。ノイズやDCを搬送波波形として使用することはできません。
- フロント・パネル:
次にノイズまたはDC以外の任意の波形を選択します。
- SCPI: [SOURce[1|2]:]FUNCtion <関数>
- APPLyコマンドは、1つのコマンドで波形を設定します。
- 搬送波が任意波形の場合、変調によって変化するのは、任意波形サンプル・セットで定義されたフル・サイクルではなく、サンプル・クロックです。このため、任意波形への位相変調の適用は制限されます。
搬送波周波数
最大搬送波周波数は、以下に示すように、選択した関数、モデル、および出力電圧によって異なります。デフォルトは、任意波形以外のすべての関数で1 kHzです。搬送波周波数は、ピーク変調周波数の20倍より大きい必要があります。
変調波形周波数
測定器では、内部または外部変調源が使用できます。外部変調入力の-3 dB帯域幅は100 kHzです。
位相偏移
位相偏移設定は、被変調波形の位相の搬送波波形からのピーク偏移を表します。位相偏移は、0~360°の範囲で設定できます(デフォルトは180)。