TRIGgerサブシステムの概要

リア・パネルの外部トリガBNCコネクタはシャーシ基準です。

シーケンス、リスト、バースト、および掃引のトリガを設定します。

TRIGger[1|2] - 即時トリガ

TRIGger[1|2]:COUNt {<>MINimum|MAXimum|DEFault} - トリガ・カウント

TRIGger[1|2]:DELay {<>|MINimum|MAXimum} - トリガ遅延

TRIGger[1|2]:LEVel {<レベル>|MINimum|MAXimum} - トリガ・レベル

TRIGger[1|2]:SLOPe {POSitive|NEGative} - リア・パネルのExt Trigコネクタでのトリガ信号のスロープ

TRIGger[1|2]:SOURce {IMMediate|EXTernal|TIMer|BUS} - 測定器がトリガを受け付けるソース(内部、外部、タイマ、またはバス)

TRIGger[1|2]:TIMer {<>|MINimum|MAXimum} - TRIGger[1|2]:SOURceがTIMerの場合に使用されるタイマ

TRIGger[1|2]

シーケンス、掃引、リスト、またはバーストを開始するために即時トリガを強制します。

パラメータ 代表的な戻り値
(なし) (なし)
チャネル2で即時トリガを送信:
TRIG

TRIGger[1|2]:COUNt {<>MINimum|MAXimum|DEFault}
TRIGger[1|2]:COUNt? [{MINimum|MAXimum}]

トリガ・カウントを設定します。

パラメータ 代表的な戻り値
1~1,000,000、デフォルトは1 10000
チャネル2のトリガ・カウントを10000に設定:
TRIG2:COUN 10000

TRIGger[1|2]:DELay {<>|MINimum|MAXimum}
TRIGger[1|2]:DELay? [{MINimum|MAXimum}]

トリガ遅延(トリガのアサートからトリガされたイベントが発生するまでの時間)を設定。

パラメータ 代表的な戻り値
分解能4 nsで0~1000 s、デフォルトは0 +1.050000000000000E-01
チャネル1のトリガ遅延を105 msに設定:
TRIG:DEL 105e-3

TRIGger[1|2]:LEVel {<レベル>|MINimum|MAXimum}
TRIGger[1|2]:LEVel? [{MINimum|MAXimum}]

出力のトリガ・レベルと入力のトリガしきい値をボルト単位で設定します。トリガしきい値は、トリガ・レベルの半分です。

パラメータ 代表的な戻り値
0.9~3.8 V +3.300000000000000E+00
トリガ・レベルを2 V:
TRIG:LEV 2に設定します。

TRIGger[1|2]:SLOPe {POSitive|NEGative}
TRIGger[1|2]:SLOPe?

外部からトリガされたモードについては、リアル・パネルのTrig Inコネクタにトリガ信号の極性を指定します。

パラメータ 代表的な戻り値
{POSitive|NEGative}、デフォルトはPOS(立ち上がりエッジ) POSまたはNEG
立ち下がりエッジにトリガ・スロープを設定:
TRIG:SLOP NEG

TRIGger[1|2]:SOURce {IMMediate|EXTernal|TIMer|BUS}
TRIGger[1|2]:SOURce?

シーケンス、リスト、バースト、または掃引のトリガ・ソースを選択します。測定器は、即時または時刻指定の内部トリガ、リア・パネルのExt Trigコネクタからの外部ハードウェア・トリガ、またはソフトウェア(バス)トリガを受け付けます。

パラメータ 代表的な戻り値
{IMMediate|EXTernal|TIMer|BUS}、デフォルトはIMMediate IMM、EXT、TIM、BUS
外部トリガ・ソースを選択(リア・パネル入力で負論理TTLパルスを受信するたびにトリガ):TRIG:SOUR EXT

トリガ・バースト・モードの場合:

周波数掃引モードの場合:

TRIGger[1|2]:TIMer {<>|MINimum|MAXimum}
TRIGger[1|2]:TIMer? [{MINimum|MAXimum}]

TRIGger[1|2]:SOURceがTIMerの場合に使用されるタイマを設定します。

パラメータ 代表的な戻り値
1µs~8,000 s +3.000000000000000E-01
チャネル2のトリガ・タイマを300 msに設定:
TRIG2:TIM 0.3