STATus Subsystem

 

以下の表に、疑問データ・レジスタのビット定義を示します。

注記

過負荷ビットはINITiateコマンドごとに1回ずつ設定されます。 過負荷ビットをクリアすると、新しいINITiateが送信されるまで再設定されません。

ビット番号

ビット名

10進値 定義

0

電圧過負荷

1

イベントとしてのみ通知します。 0を返します。イベント・レジスタを読み取ります。

1

電流過負荷

2

イベントとしてのみ通知します。 0を返します。イベント・レジスタを読み取ります。

2

未使用

4

(今後の使用のため予約済み)

3

未使用

8

(今後の使用のため予約済み)

4

温度過負荷

16

イベントとしてのみ通知します。 0を返します。イベント・レジスタを読み取ります。

5

周波数過負荷/アンダーフロー

32

イベントとしてのみ通知します。 0を返します。イベント・レジスタを読み取ります。

6

未使用

64

(今後の使用のため予約済み)

7

未使用

128

(今後の使用のため予約済み)

8

校正破損

256

1つ以上の校正定数が破損しています。

9

抵抗過負荷

512

イベントとしてのみ通知します。 0を返します。イベント・レジスタを読み取ります。

10

未使用

1024

(今後の使用のため予約済み)

11

下限値フェール

2048

最近の測定で下限テストに失敗しました。

12

上限値フェール

4096

最近の測定で上限テストに失敗しました。

13

未使用

8192

(今後の使用のため予約済み)

14

メモリ・オーバーフロー

16384

読み値メモリがいっぱいです。 1つまたは複数の(最も古い)測定値が失われました。

15

未使用

32768

(今後の使用のため予約済み)



  • 以下の表に、標準動作レジスタのビット定義を示します。

    ビット番号

    ビット名

    10進値 定義

    0

    校正中

    1

    測定器で校正が実行されています。

    1

    未使用

    2

    (今後の使用のため予約済み)

    2

    未使用

    4

    (今後の使用のため予約済み)

    3

    未使用

    8

    (今後の使用のため予約済み)

    4

    測定中

    16

    測定器が起動されていて、測定が実行中または実行予定です。

    5

    トリガ待ち

    32

    測定器がトリガ待ちの状態です。

    6

    未使用

    64

    (今後の使用のため予約済み)

    7

    未使用

    128

    (今後の使用のため予約済み)

    8

    設定変更

    256

    最後のINIT、READ?、またはMEASure?以降に、フロント・パネルまたはSCPIから測定器の設定が変更されています。

    9

    メモリしきい値

    512

    プログラムされた測定の数値(DATA:POINts:EVENt:THReshold)が測定メモリに記憶されました。

    10

    測定器ロック

    1024

    リモート・インタフェース(GPIB、USB、またはLAN)をロックするかどうか(SYSTem:LOCK:REQuest?)を設定します。 リモート・インタフェースのロックが解除されると(SYSTem:LOCK:RELease)クリアされます。

    11

    未使用

    2048

    (今後の使用のため予約済み)

    12

    未使用

    4096

    (今後の使用のため予約済み)

    13

    グローバル・エラー

    8192

    エラー待ち行列にリモート・インタフェースのエラーがあるかどうかを設定します。エラーがない場合はクリアされます。

    14

    未使用

    16384

    (今後の使用のため予約済み)

    15

    未使用

    32768

    "0"が返されます。


  • コマンドの概要

    STATus:OPERation:CONDition?

    STATus:OPERation:ENABle

    STATus:OPERation[:EVENt]?

    STATus:PRESet

    STATus:QUEStionable:CONDition?

    STATus:QUEStionable:ENABle

    STATus:QUEStionable[:EVENt]?

    STATus:OPERation:CONDition?

    標準動作レジスタ・グループの条件レジスタの合計ビット数を返します。 このレジスタは読み取り専用なので、ビットは読み取られてもクリアされません。

    条件レジスタにより、測定器の状態が連続的に監視されます。 条件レジスタ・ビットは、リアルタイムで更新されます。条件レジスタ・ビットはラッチもバッファもされません。

    パラメータ 代表的な戻り値
    (なし) +32
    次のように指定すると、条件レジスタが読み取られます(ビット5が設定された状態)。
    STAT:OPER:COND?

    STATus:OPERation:ENABle <enable_value>
    STATus:OPERation:ENABle?

    標準動作レジスタ・グループのイネーブル・レジスタのビットを有効にします。 次に、選択されたビットがステータス・バイトに報告されます。 イネーブル・レジスタにより、イベント・レジスタのどのビットがステータス・バイト・レジスタ・グループに報告されるかが定義されます。 イネーブル・レジスタに書き込んだり、イネーブル・レジスタを読み取ることができます。

    パラメータ 代表的な戻り値
    レジスタ内のビットの2進重み付き和に対応する10進値。 +32
    イネーブル・レジスタのビット5(10進値で32)を有効にします。
    STAT:OPER:ENAB 32

    STATus:OPERation[:EVENt]?

    標準動作レジスタ・グループのイベント・レジスタの合計ビット数を返します。 イベント・レジスタは読み取り専用レジスタであり、条件レジスタからイベントをラッチします。 イベント・ビットが設定されている間、そのビットに対応する後続のイベントは無視されます。 レジスタを読み取ると、レジスタ・ビットがクリアされます。

    パラメータ 代表的な戻り値
    (なし) +512
    次のように指定すると、イベント・レジスタが読み取られます(ビット9が設定された状態)。
    STAT:OPER:EVEN?

    STATus:PRESet

    疑問データのイネーブル・レジスタと標準動作のイネーブル・レジスタをクリアします。

    パラメータ 代表的な戻り値
    (なし) (なし)
    次のように指定すると、イネーブル・レジスタ・ビットがクリアされます。
    STAT:PRES

    STATus:QUEStionable:CONDition?

    疑問データ・レジスタ・グループの条件レジスタの合計ビット数を返します。 このレジスタは読み取り専用なので、ビットは読み取られてもクリアされません。

    条件レジスタにより、測定器の状態が連続的に監視されます。 条件レジスタ・ビットは、リアルタイムで更新されます。条件レジスタ・ビットはラッチもバッファもされません。

    パラメータ 代表的な戻り値
    (なし) +4096
    次のように指定すると、条件レジスタが読み取られます(ビット12が設定された状態)。
    STAT:QUES:COND?

    STATus:QUEStionable:ENABle <enable_value>
    STATus:QUEStionable:ENABle?

    疑問データ・レジスタ・グループのイネーブル・レジスタのビットを有効にします。 次に、選択されたビットがステータス・バイトに報告されます。 イネーブル・レジスタにより、イベント・レジスタのどのビットがステータス・バイト・レジスタ・グループに報告されるかが定義されます。 イネーブル・レジスタに書き込んだり、イネーブル・レジスタを読み取ることができます。

    パラメータ 代表的な戻り値
    レジスタ内のビットの2進重み付き和に対応する10進値。 +512
    イネーブル・レジスタのビット9(10進値で512)を有効にします。

    STATus:QUEStionable[:EVENt]?

    疑問データ・レジスタ・グループのイベント・レジスタを返します。 イベント・レジスタは読み取り専用レジスタであり、条件レジスタからイベントをラッチします。 イベント・ビットが設定されている間、そのビットに対応する後続のイベントは無視されます。 レジスタを読み取ると、レジスタ・ビットがクリアされます。

    パラメータ 代表的な戻り値
    (なし) +1024
    次のように指定すると、イベント・レジスタが読み取られます(ビット10が設定された状態)。
    STAT:QUES?