このセクションでは、BURStサブシステムについて説明します。
ここでは、 バーストの生成に必要な手順を概説します。
次のコードは、以下に示すオシロスコープ図を作成します。
APPLy:SIN 1e5,3 VPP,0
BURS:MODE TRIG
BURS:NCYC 3
BURS:INT:PER 4.4e-5
BURS:PHAS 0
TRIG:SOUR IMM
BURS:STAT ON
OUTP 1
バースト・モードには以下で説明する2つの種類があります。測定器は一度に1つのバースト・モードをオンにします。
次の表に、どのモードがどのバースト機能に関連付けられているかを示します。
バースト・モード
BURSt:MODE |
バースト・カウント
BURSt:NCYCles |
バースト周期
BURSt:INTernal:PERiod |
バースト位相
BURSt:PHASe |
トリガ・ソース
TRIGger[1|2]:SOURce |
|
トリガ・バースト・モード:
|
TRIGgered | 使用可能 | 使用可能 | 使用可能 | IMMediate |
トリガ・バースト・モード:
外部トリガ |
TRIGgered | 使用可能 | 使用不可 | 使用可能 | EXTernal, BUS |
ゲーティッド・バースト・モード:
|
GATed | 使用不可 | 使用不可 | 使用可能 | 使用不可 |
ゲーティッド・バーストとゲーティッド出力の違いは、ゲーティッド・バーストが波形サイクル全体を使用し、同期的に開始および停止する一方で、ゲーティッド出力は外部トリガを使用し、波形位相とは関係なく、非同期的に測定器をオンまたはオフにすることです。
トリガ・モードがTimerに設定された状態で、トリガされるバースト方形波のデューティ・サイクルが変更されると、現在のバーストが終了し、バースト変更のデューティ・サイクルの前にもう1つのバーストが実行されます。 |
外部ゲーティッド・バーストでは、リア・パネルのExt Trigコネクタで真-ハイ(NORMal)または真-ロー(INVerted)ロジック・レベルを選択します。
パラメータ | 代表的な戻り値 |
---|---|
{NORMal|INVerted}、デフォルトはNORMal | NORMまたはINV |
真-ハイ・ロジックを外部ゲーティッド・バーストに選択: BURS:GATE:POL INV |
内部トリガ・バーストにバースト周期を設定します。
パラメータ | 代表的な戻り値 |
---|---|
1µs~8000 s、デフォルトは10 ms | +1.200000000000000E+01 |
バースト周期を12秒に設定: BURS:INT:PER 12 |
バースト・モードを選択します。
パラメータ | 代表的な戻り値 |
---|---|
{TRIGgered|GATed}、デフォルトはTRIGgered | TRIGまたはGAT |
ゲーティッド・バースト・モードを設定 BURS:MODE GATED |
1回のバーストで出力されるサイクル数を設定します(トリガ・バースト・モードのみ)。
パラメータ | 代表的な戻り値 |
---|---|
1(デフォルト)~100,000,000の整数。下記に説明するように制限 |
+5.000000000000000E+01 |
バーストあたりのサイクル数を返す: BURS:NCYC 50 |
バーストのスタート位相角度を設定します。
パラメータ | 代表的な戻り値 |
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UNIT:ANGLeの指定により、-360~+360°、または-2p~+2pラジアン、または-(周期)~+(周期)。デフォルトは0。 |
+6.0000000000000E+01 |
スタート・バースト位相を60度に設定: UNIT:ANGLE DEG BURS:PHAS 60 |
バースト・モードをオンまたはオフにします。
パラメータ | 代表的な戻り値 |
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{ON|1|OFF|0}、デフォルトはOFF |
0(OFF)または1(ON) |
バースト・モードをオン: BURS:STAT ON |